2012/12/01

最終進化型バルナックライカ


1950年前後、レンジファインダーカメラ、バルナック型と呼ばれるライカのカメラはその完成度、構造の簡単さゆえに、あるいは戦争による完成度の高い小型カメラ需要のため各国でコピーされ、国内ではクワンノン試作機や光学精機のニッポン、アメリカではカードンが作られるなどしていたそうな

当のライカはこのシンプルなスクリューマウント機に早々に見切りをつけ、かの有名なライカM3に代表されるMマウント機に以降してしまったのですが、
そっちはあまりに革新的、複雑で高性能高品質だったため各国はコピーを作ることができず、ライカのコピーから発展させたレンジファインダーを作っていくこととなります
国内では外爪バヨネットを追加し、50mmF0.95を装着できるキヤノン7なんかが有名ですね

これはそんな中のライカコピーから発展した一台、ゾルキー4です
ソビエト連邦、クラスノゴルスクのKMZ製 1956年より生産開始

MADE IN USSRではなくСДЕЛАНО В СССРの表記なので、国内向け製品だったのでしょうか
シリアルナンバーの上2桁から(ソ連工学製品は上二桁が製造年を表すことが多い)1958年製と推測されます
形状は極初期型の特徴があるようで、文字が全部刻印なのは嬉しい仕様
年式考えるとかなり綺麗な状態で各部動作も大体オッケーなんですが、シャッター幕だけはかなり劣化が…
無数のピンホールがあいてるようなので、そのうちシャッター幕交換も視野に入れましょう
とりあえずは応急処置でふさいで、レンズ買うのを待って試写に行こうと思います
Industar61L/D 55mm F2.8かIndustar22 50mm F3.5が狙い目かなー

[AA] COSINA フォクトレンダー BESSA R3M

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