2012/06/28

コンタックスだと思った?残念!プラクチカちゃんでした!

東ドイツ製一眼レフ、ペンタコン プラクチカMTL5Bを入手しました

以前もちょっと触れた事ですが、ペンタコンというのは旧東独に存在した人民公社で

東西ツァイスが商標問題で揉めた際「東側ツァイスCarl Zeiss Jena DDRは西側ではコンタックスブランドを使っちゃいけないよ」と決まり
「じゃあうちのコンタックスはペンタプリズム搭載だからペンタプリズム+コンタックスでペンタコンな!」と西側で使うブランドとして作られたのがその名称の始まりです


M42マウント(この場合プラクチカスクリューマウントと呼ぶべきかしら?)、絞り込み測光、機械式で露出計以外電池要らず、外見上変わった箇所はシャッターの位置くらい(コンタックスの伝統の配置のようです)のカクカクしたデザインと
どう見てもかなり古いもの、ペンタックスSPと同時代のものじゃねぇのという印象を受けますが
実はコイツ、1980年代後半の製品


ウチにもあるCanon AE-1 Programとほぼ同時期の製品とは思えない機能差

M42マウントであるのである意味仕方ないっちゃ仕方ないのですが
それにしたって旭光学もKマウントにとっくに移った後の時期に旧時代の遺物のM42を使い続けてるというあたりがなんとも社会主義国家らしいですね(東独の名誉のために補足しておきますがバヨネットタイプのマウントもちゃんとありましたからね?)


まあペンタックスSPと比べたら相当新しいということがわかる部分もあって
全金属製に見えるトップカバーはなんとメッキ処理したプラスチック製!
触ってみると熱伝導率が金属とはかけ離れているのがわかりますが見てるだけでは全くわかりません
これは非常に品質の高い部品です

とはいうものの傑出してる部分ってここくらいで、あとは皮が安っぽいビニル皮だったりそもそもぽんと置いた時に座りが悪かったりと品質がガタガタっぽい場所はいくらでも見えてきますが

あと金属膜縦走りシャッターのショックが結構大きい&膜分厚い…


モルトはほぼ無事、LR44使用というお財布に優しい露出計はおおよそ正確に動作、Oreston、Tessar、Takumar各種どれでもシャッターに問題なさそうなのでこいつも早く持ち出して試写してみたいですね

以前自分でモルト張り替えたりしたペンタックスSPはどうやら高速シャッター域でミラーの動きが追従し切れてないみたいなのでコイツには期待したいところ


しかし旧東独製というあたりが不安を誘います
本当にダイジョブカナー

[AA] CONTAX NX ボディ

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