2013/08/21

トリプレット(光軸ずれ)

MeyerのDomiplan、後玉がイモネジでの三点支持になっているせいで、そのネジが緩んでしまった時には光軸がずれてしまい専用の光学測定器を持たない素人には完全に修理することができません

専門業者のところに修理に出すお金は無いので仕方なしに適当にえいやっとイモネジ締めなおして試写してみたところ…
ごくごく普通に写ってしまいました
もっともNEX-3、APS-Cサイズセンサーのため周辺部については完全な事はわかりません
それでもトリプレットであるが故の画質の悪さか、光軸ずれによる画質の悪さかわからない程度には写っているようなので、とりあえず使い物にはなるということなのでしょう

というわけで色々パチリパチリ

アウトフォーカス部および周辺の画質の悪さはトリプレットならでは

余談ですがこのレンズ、つい最近まで3群4枚テッサータイプだと思ってました
同社にTrioplan 50mm F2.9というレンズがあるための勘違い
Primotar 50mm F3.5(テッサータイプ)があるということもありそれより半段明るいレンズがトリプレットだなんて…と思ったりもして意外や意外

大口径化により開放ではかなり破綻しかかった画になります

基本的に中央近くは解像度高めなのですが、マウントアダプターに内蔵の補助ヘリコイドで最短撮影距離(75cm)以下に近づいてみるととたんに解像が悪くなります
鏡筒設計からくる最短撮影距離ではなく、性能が破綻しない範囲で、ということなのでしょう

前ボケは割と綺麗なのに対してうしろはぐるりーんぐるりーん

3枚玉で単層とはいえコーティングしてあれば逆光にそれなりに耐えてくれてもよさそうなものですが、割とこらえ性がないレンズです

半逆光程度でも開放ではこれだけ暗部が浮いてしまいます

絞るとかなり改善

どんな条件でもきっちり写る、というレンズではなさそうですね

最後にNEX-3内蔵のエフェクトモード「トイカメラ」
周辺画質が落ちるDomiplanと相性のいいエフェクトです

[AA] OLYMPUS ボディキャップレンズ マイクロフォーサーズ用  BCL-1580 15mm F8 3群3枚

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