2013/06/12

小型軽量AE機

ニコン・FE10のジャンク品を手に入れました
シグマの28-105mmが付いて2000円也

動作未チェックジャンク品扱いとはいえFE10って相場もちっと高かった気がするが…

ともあれ電池を入れてみると全機能問題無く動作 やったぜ

裏蓋のべたつきだけはいかんともしがたいFE10、FM10共通の難点なのでさっさとアルコールで除去

すっきり
こうして単体だけで見るとFM10とほとんど変わりないように見えますが…

並べると結構な違いがあります

前面
大きな違いはセルフタイマー 機械レバー式のFM10に対して電子スイッチ式のFE10
あとFM10では露出計動作スイッチだったところが、FE10ではAEロックスイッチになっています

上面
FE10はISO感度ダイヤルが巻き戻しレバー部に配置され、露出補正もやりやすくなっています
シャッターダイヤルはオート、ロック各位置からダイヤルが動かないようにするストッパー付き
ISOダイヤルもストッパー付きでふとした拍子の誤動作を防止します
あと地味にFE10はホットシューの接点が多かったり、巻き上げレバー根元のシャッターロック機構が無くなってシャッターダイヤルにロックが移設されてたり(これ結構重要)、全体的にFM10より練られてる感じがします

背面
ほぼ一緒ですが軍艦部、巻き戻しレバー根元のISOダイヤル有無で微妙に形が違います
なんでこんな金型流用できないややこしいことにしたし

底面と側面は全くと言っていいほど同じなので省略
あとファインダー内表示ですが、FM10が定点式なのに対しFE10が現在、適正SS表示追針式となっており、マニュアル撮影での操作性もFE10の方が上です
ただ、SSの数字がファインダー内に少しはみ出しているので、そこは若干のマイナスポイント
それでもOEM元のコシナCTシリーズよりかなりの改善が見られます(CT90などでは、LED表示部もファインダーに張り出している)

重量はFM10の420gに対してFE10は400g
電子化のため若干軽くなっています

先程ちょっと触れた巻き上げレバー根元のシャッターロック機構が無い点、これはコシナCTのOEMシリーズ共通の弱点です
巻き上げレバーを軽く引き起こした状態でないとシャッターロックがかかってシャッターが切れず、左目でファインダーを見る際や縦位置撮影の際、レバーが当たって非常に撮影しづらいという…
FE10ではロックをSSダイヤルに搭載したのでレバーは畳んだ位置でもシャッターが切れます


あとはまあFM10がバルブ撮影中でも露出計LEDが動作し続けるので長時間露光の際は電池取り外さないといけないのが、FE10ではシャッター開いてる間は露出計LEDが消えてくれるとか、細かい点で使い勝手はかなりよいものとなっています

唯一にして最大の弱点は、部品点数削減のために全速電子シャッターにしちゃったので電池切れるとどうしようもないところですがー

これだけ頑張った感じのカメラなのにさっさと生産終了、FM10の方はまだ生産中というあたりはお察し下さい

FM10は軽くていいカメラで、学校の行き帰りなんかにも鞄の中に忍ばせてたりするんですが、ちょくちょくシャッタースピード設定してる間にシャッターチャンス逃す、なんて場面もありました
FE10なら絞り優先オートでそれも少しは改善されるかなーと思います

しかし本当はFM3Aが欲しいmgntでした


シグマの28-105mmについて?
ああはい 28-105ということと非球面レンズ使用、インナーフォーカスということで一瞬期待しかけましたがマウントがプラスチックだったのでお察し下さい

[AA] Nikon 一眼レフカメラ FM10 標準セット(FM10ボディ・Aiズームニッコール35~70mmF3.5~4.8S・カメラケース・ストラップ付)

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