2020/01/09

憧れのズームマイクロニッコール(後編)

前編の続き)
折しも、このズームマイクロニッコール、ここのところ中古価格が下がり傾向です。
以前なら状態がかなり悪い中古品でも5万円程度の価格がつけられていたところが、そこそこの外見、光学系のものが同じくらいの価格になっているのです。

そんな状況の1月某日、「なんでもいいから、ストレスで衝動買いがしたいぞ」とうっかりマップカメラでズームマイクロニッコールを検索したら……新春セールで税別5万割り込み。

はい。気づいたら生えてました。しょうがないね。


そんなこんなでやべぇくらい前置きが長くなりましたが、ズームマイクロニッコール入手です。
届いたものは外観に多少のスレこそあれど想像以上にキレイなお品。外観キズだらけになっても気にしないマンなので、たぶん私が所持している間にどんどんヤレていくでしょう。

光学系は「わずかに曇りあり(撮影に支障なし)」だったと思いますが、まったくわかんねー。スーパーインテグレーテッドコーティングがきれいです。さまざまな性能を両立すべくレンズは14群18枚という大ボリュームとなっていて、重量も1.01kgと、F4.5-5.6という暗さの'90年代レンズとしては破格に重くなっています。
とはいえ本体重量1kg のD800Eとはちょうどバランスがよく、持った感じそこまで重いようには思えません。




まだちょろっとしか使えていないのですが、感覚としては「すき間を撮るレンズ」。
超望遠に片足を突っ込みつつ近接撮影が可能なこのレンズは、標準レンズよりも2歩くらいぐぐぐっと寄って撮ると面白い世界が見えてきそうな感じがあります。


前編で触れたニッコール千夜一夜物語では「屋外で花を取るのに便利」といったような話がありますが、実際そのとおり、ぐぐぐっと花に寄るときにストレスを感じにくいレンズになっています。水滴まわりなど、解像感もありつつ素直でいい雰囲気。

 遠景ももちろん撮影可能で、開放から使える性能のため動きモノとかにもそこそこ使えそうな手応えがあります。現在所持している望遠レンズはSigma APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMのみで、これは重量が2kg、フード込みの最大全長が40cmを超えるためなかなか常用はしづらいもの。そこまで望遠はいらないよ、ってときにもズームマイクロニッコールは活躍できそうです。 


追記:
こわれた。
修理に出した。

修理不能だった。


みじけぇ夢だったなあ……

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