2014/01/16

PRAKTICA MTL5B トップカバー分解について覚え書き

我が家ではM42マウントの主力として頑張っている、Pentacon PRAKTICA MTL5B、
ファインダー内にカビが入ってしまって割と困ってしまって、一時はFUJICA ST801あたりに乗り換えようかなどと考えてもおったのですが

やっと分解方法がわかったので以下おぼえがき
アサヒペンタックスSPくらいは軽々分解できるって程度の人向け

MTL50も同様の構造だったので、外見がほぼ一緒の各種PRAKTICAに応用できるかもしれません
LLCとか L2とか LTLとか

この機種、わかりにくいのがシャッターダイヤル部と巻き上げレバー部の分解方法です
蟹目用の穴もなし、イモネジもなし…

巻き上げレバー部はプラスチック製のキャップが被さっているだけなので、隙間にカッターか何か差し込んでくいっとやればぽろっと外れます
簡単

しかしすぐ蟹目で分解にかかると痛い目に合います
ワッシャーのストッパーと思われるパーツを外して…

…すごい油汚れ
ともかくこのパーツを外してから蟹目で回して外して下さい
ねじ方向は順方向です

次にシャッターダイヤル
この一番上のプレートは下に接着剤で留められているため、ここでもカッターナイフ等を隙間にねじ込んで持ち上げて剥がします
曲げてしまわないように注意

あとは蟹目で外すだけ
シャッター位置、ISO感度ダイヤル共に特に大きく気をつける必要はないです
再度組み立てる時、ちゃんと元の位置に合うよう作られています

続いて、ホットシュー部の分解
矢印部ストッパーを浮かせることで外せるのでこれも隙間に何かしらをねじこんで浮かせます
矢印部ストッパーが外れたら金属プレートをファインダー方向にずりずりと引っ張れば

ネジが3本出てきます
トップカバーの分解だけなら下二本だけ外せばよいです
上のネジはホットシュー部をトップカバーと分離させるためのネジです

巻き戻しレバーはごくごく一般的な形式
軸を固定して上を外すだけ

その下のもちゃっちゃと外して、トップカバー部の4本のネジも外してしまえば…

トップカバーが外れます
ホットシューの端子はリード線で本体と接続されているので、本格的な分解をする場合は一度半田付けを外す必要がありますが、今回はファインダーのカビ清掃(それも接眼レンズ裏側のみ)なのでそこまでする必要はありません。ここまでの分解で充分です

ファインダーを清掃し、再度組み立てて終了
ついでなので、プラスチック製丸出しで気に入らなかったシャッターダイヤルを、ジャンク品のMTL50から移植してみました
やはり金属製ダイヤルが付くと精悍な姿になりますね
これでまだしばらくは使ってやることができそうです

といってもシャッターむらが発生することもあるのでいつ壊れるか割とヒヤヒヤものですが

1 件のコメント:

  1. 巻き戻しレバーの下にある黒い部分がどうしてもとれません。
    どうすればいいでしょうか

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