2012/12/01

ヤシカフレックス

ジャンク扱いのヤシカフレックスを入手
発売は1955年、ローライコードIIIに次いで古いカメラになります
なんでローライフレックスコピーのヤシカマットじゃなくてローライコードコピーのヤシカフレックスやねんって話ですがまあそこはノリで
Bay1用レンズキャップが欲しかったがために入手したようなもんですし…

状態確認してみると

・ファインダーが暗い
・レンズカビあり
・シャッターボタン部にレリーズが接着されてる(不可逆改造)
・貼り革ぼろぼろ、前面貼り革はセロテープで留めてたらしくシール跡が…
・ルーペ曇り
・シャッターはそれなりに動作してる模様だがBが動作おかしい

というような内容
というわけで届いて早々修理に着手

まずはファインダーを分解すると、ミラーがびっくりするくらい曇ってる!!
一通り拭いてみると、どうやらカビである様子
一部取り切れなかったもののかなり状況は改善

ルーペも拭き上げてこれでファインダー光学系はだいたいOK
あとはフレネルレンズ入れるかどうかくらいですね

続いてレンズやシャッター動作周りのチェックのため前面から分解…

なんだこれ…
レリーズの先端の当たる位置がまずいらしく、プラスチックかなんかのかけらで調整されてます
そしてレリーズの軸は無理矢理ニッパーで切ったような跡が…
奥まで押し込むのはいいのですが、戻る時にレリーズパーツの先がこのプラ片と当たってBの戻りが邪魔される様子
割と場当たり的に改造された様子が見て取れます
一旦これを除去、新たにプラ板から整形したチップを貼り、レリーズ側の出っ張りを削り、厚さを調整し…最後に耐久性を重視して薄金属板を貼り付けて完了
完全とは言いがたいですが、かなり状態は改善しました

あとはレンズのカビの拭き上げ、それから絞り周りのパーツが一部逆付けされてたためパーツの据わりがおかしかったのを改善、セロテープ跡の除去、周辺部の古い油除去、再グリスアップ…

とりあえず使えそうかな?程度まで整備
あとはテスト撮影して再調整、状態がよければ革を全部張り替えて完了、ですね
まああとは革の色をどうするかとフレネルレンズを入れるかどうか、ミラーを入れ替えるかどうか
ピントの調整も見つつですがこのまま使えるようになってくれればいいのですがー

あと、コニカ GX3200カラーネガが装填されたまま(しかも金属スプールが付いてる!)でした
生産終了からかなり経つしこれはもう駄目かな…
レリーズ装着改造といい、星を撮るために使われてたのかもしれませんね

[AA] YASHICA フィルムカメラ MF-2 Super

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